自己修復中のたわごと

日々食べたものの記録と雑感など

京橋 京すし

ずっと読もうと思っていた「きのう何食べた?」をやっと読んだ
モロに影響を受けて白だしを買ってしまった

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9/3(金)から1泊2日で東京へ一人旅へ。

昼前に羽田に到着後、向かったのは京橋の老舗寿司店「京すし」
なんと創業は明治元年という都内でも屈指の老舗だそうだ。

店は八重洲ブックセンターの少し奥にひっそりとたたずんでいた。
開店直後に入店してみると、店内は薄暗いけどいい雰囲気。
さすがに調度は古いけど清潔で凛とした空気で満たされており、猛暑の外界から別世界に入り込んだようだ。

ランチメニューはにぎり系と丼系の2つ。
丼は「あじ」(\980)、「さば」(\980)、「いなだ」(\980)、「鉄火」(\1,260)の4種類だが、この4つのネタを好きな組み合わせでハーフ&ハーフにもできるのが面白い。
計画段階では「あじ&いなだ」にしようと思っていたが、鉄火はヅケという話を聞いたし、せっかく江戸前寿司に来たならシビだよな、と「鉄火&いなだ」(\1,120)をお願いした。

つけ場には3人の職人さんがいて、一番年かさの職人さんがご主人のようだ。
このご主人がそれなりのお年なのにダンディで、まさに「いなせ」という言葉がピッタリくるお方。
ランチタイム時は分業制になってるようで、静かな連係プレイで丼が出来上がっていく。
見てると鉄火はサクから挽いた身を小鉢でタレにからめてから丼に盛っていたので、正確にはヅケではないですな。

そうこうしているうちに、しじみ味噌汁と共に昔ながらの品のいい器で丼が運ばれてきた。
ネタはきれいに揃えて盛られており、こういう仕事がいかにも江戸前。
酢飯とネタの間には細かいガリと海苔が散らされている。

さっそく食べてみると、少し硬めに炊かれた酢飯はあっさりして胸にこないもので、個人的には絶妙の塩梅。
いなだは食べやすいように少し薄めだが、ブリンとした食感も楽しめるサイズ。
鉄火は中トロなどという大衆に媚びたものではなく、江戸前の矜持あふれる赤身だ。
ネタと酢飯のバランスを含め全体を見渡して作られた丼で、一口ごとにそれを実感しながら小気味よく食べ進めるうちに完食。

あじ&いなだ丼の客にはわさび醤油用としょうが醤油用の2つの豆皿を出すなど、細やかな仕事の数々に恐れ入ることしきり。
老舗なのに敷居は低く、私のようなフリの客でも存分に食事を愉しむことができた。
聞けばこのあたりは、そろそろ再開発の波がやってきてもおかしくない地域らしい。
立ち退きや移転の憂きに合う前に是非とも再訪してみたい店だ。





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